
りなっこ
@rinakko
2025年10月6日

ナボコフ・コレクション 賜物 父の蝶
ウラジーミル・ナボコフ,
小西昌隆,
沼野充義
読み終わった
再読。「賜物」は、ロシア語で書かれた最後の長篇小説。自伝的な作品で、難解な方のナボコフだった(読み始めてから思い出したw)。
珍かな蝶をどこまでも追っていってしまった父のこと。
亡命貴族のフョードルが、故国の著名人チェルヌィシェフスキーの日記に出会い、ロシア革命を導いた人物の伝記小説を書くことになる…ところがナボコフらしい
“ありがとう、祖国(オッチーズナ)よ、清らかな……そんな風に抒情詩の可能性が、耳元で歌うように閃いた。ありがとう、祖国よ、清らかな、なんらかの賜物を。”





