
monami
@kiroku_library
2025年10月6日

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ
國分功一郎
読み終わった
『中動態の世界』を読んでいたので、新鮮な発見はあまりなかった。
けれど、とにかく読みやすいのが良い。
『エチカ』は、上巻だけ買って積読していたけれど、下巻も買って気になるところだけパラパラ眺めようかな、という気になった。
今併読している『世界99』の主人公空子は、感情をほとんど持たず、それゆえおそらく意志もなく、環境に擬態し、人格を分裂させて生きている。
彼女が出会うべき概念は「哲学的ゾンビ」じゃなく、スピノザの『エチカ』だったんじゃないかな。彼女が『エチカ』に出会った時、どう反応するかとても気になる。自分は頭が悪いからといって向き合おうとしなさそうな気はするけれど。



