はじめてのスピノザ 自由へのエチカ

24件の記録
- monami@kiroku_library2025年10月6日読み終わった『中動態の世界』を読んでいたので、新鮮な発見はあまりなかった。 けれど、とにかく読みやすいのが良い。 『エチカ』は、上巻だけ買って積読していたけれど、下巻も買って気になるところだけパラパラ眺めようかな、という気になった。 今併読している『世界99』の主人公空子は、感情をほとんど持たず、それゆえおそらく意志もなく、環境に擬態し、人格を分裂させて生きている。 彼女が出会うべき概念は「哲学的ゾンビ」じゃなく、スピノザの『エチカ』だったんじゃないかな。彼女が『エチカ』に出会った時、どう反応するかとても気になる。自分は頭が悪いからといって向き合おうとしなさそうな気はするけれど。
- こここ@continue_reading2025年8月31日読み終わったスピノザの哲学は数年前に興味があって、エチカも手に入れたが読まずまま止まっていた。國分先生の本は岩波新書のスピノザをその時に読んでいたんだけど、何だかよくわからないままだったが、その時興味のあったアントニオ・R・ダマシオ教授や、アンディ・クラーク「現れる存在」にちょっと通じるものを感じていたような記憶がある。 自由意志はあるようでなく、完全にないと言うのもまた違うが、やっぱりないようにも考える自分がいる。
- torajiro@torajiro2025年6月21日読み終わった『中動態の世界』を文庫で再読してスピノザについてももっと知りたいなということで國分先生の新書から。中動態の世界からの関心の派生で言うと、アレントが「区別」の人だとするとスピノザは「程度」の人なんだな、という印象を受けた。ただ、まだまだ肝心のところは朧げにも掴めていない感じ。Audibleのながら聴きの限界という感じもするけど、全体の構成が國分先生っぽくないというか、一つの謎を突き詰めていくミステリー小説みたいな雰囲気が薄くて考えが彷徨ってしまうなと思いながら読み(聴き)進めていったのですが、あとがきによると本書は元々は100分de名著のテキストとして書かれたものを元にしているということでなるほどそういうことか、と納得した。國分先生の岩波新書の方のスピノザ本も読んでみたい。
- ことばのにわ@kotobanoniwa2025年5月9日買った@ ジュンク堂書店 池袋本店國分功一郎さんと白石正明さんのトークイベントの後、会場で。最後の8章で挫折した『中動態の世界』に文庫で再チャレンジする準備体操?