
🔖ぼう|読書記録
@book_25
2025年10月6日

武道館
朝井リョウ
読み終わった
アイドルをアイドルたらしめるものとは👗
ステージの裏で女の子たちが「アイドルとしてあるべき姿」と「自分が選びたい道」に葛藤しながら、選び続ける姿に胸がいたくなりました。
私は、ある女性アイドルが好きです。
この物語にも出てくるようなファンの矛盾する要求を笑顔で答えて、アイドルとしての姿を見せてくれるグループ。
推しのメンバーは、グループを新しい形で世に出すことになったときに先頭に立って表現し続けた子。
多くは語らないけど誰よりも憧れのアイドルとして、みんなが求めるアイドル像をまっとうしている子。
この物語を読んで、あの子もアイドルでいるために葛藤したり選び続けているんだと思うと、なんだか胸が痛くなるような涙が出るような不思議な気持ちになりました。
楽しみにしているブログもきっと言葉を選び続けて出してくれている。
いつまでアイドルでいるかも選び続けながら、私たちの前にアイドルとして立ってくれている。
表題曲メンバー発表のたびにファンがお気持ち表明しているけど、ファンよりも本人が落ち込んだり傷ついているかもしれないのに、前向きな言葉を出してアイドルでい続けてくれるメンバーもいる。
毎日頑張るためのエネルギーを与えてくれるあの子たちがたくさんのことを選び続けながら、今このときをアイドルとして立ってくれていることに気付かされて、小説としても楽しめたけど何よりも推す側としてハッとさせられたし、ファンとしてあの子がステージに立っている時まで彼女の選び続ける道を見届けたいと思いました!


