しおり "芥川龍之介・菊池寛共訳 完全..." 2025年10月7日

しおり
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@Kaffee5888
2025年10月7日
芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語
芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語
ルイス・キャロル,
澤西祐典,
芥川龍之介,
菊池寛
不思議の国アリスが好き、この装丁が可愛すぎる!、しかも芥川龍之介と菊池寛の訳だ!!の3嬉しいで購入、読了。 英語で言葉遊びしているところをどう訳しているのかな、とかを見たり日本人がわかりやすいような物に書き換えられていたりするのが面白かった。何よりこれ、二人でこう訳した方がいいかなとか考えながらやったのかなぁとか思うと嬉しくなる。(実際は先の章を芥川が、その後を菊池が、という風らしいが。)普通に訳されたアリスもいいが、こうやって文豪が訳してるのを読むのも面白かったなぁ。良い読み物でした。 久しぶりに読んで、 「みんなぜんぶ、あいつの頭の中でしか起こってないことさ。悲しいことなんか、何ひとつ起こってないのさ。」p147のグリフォンの言葉が良いなと思えた。何か物事でいやなことがあったり、悲しいことやイライラすることがあっても自分でその物事を勝手に解釈してイライラしてるだけかも、かなしんでるだけかも、とか思ったり。久々のアリスワールド、意味わからなさすぎて楽しかったな。今更ながら言葉遊びが好きになったのはアリスのおかげかもな、とか思ったりした秋の夜長。
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