
蛍
@bcgcco
2025年10月7日

死との約束
アガサ・クリスティー,
高橋豊
読み終わった
「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」という衝撃の一言から始まり、疑わしい人物が次々と登場する中、なかなか姿を表さないポアロ。
遂に起こった殺人に、犯人探しが始まるが、証拠は一つもなく、殺人の立証は難しいように思われた。そんな中やっと登場したポアロが、灰色の脳細胞を使いお得意の推理ゲームを始める…という話。これだ!と思わせる、クリスティの良さが詰まった名著。
24時間以内に犯人を見つけると静かに宣言するポアロ、制限付きの展開も珍しくて良い。
解決ショーもポアロ節が存分に発揮されていて読んでいて気持ちがいい。人が人を想う気持ちをうまくトリックに取り入れ、このあたりも舌を巻いた。