
momo
@momo5
2024年11月4日

ショートケーキは背中から
平野紗季子
読み終わった
こんなに「食」と向き合ったことがあっただろうか、こんなにも「食」を通して自分の生活を見つめたことがあっただろうかと、読んでいて何度も思った。
「食べる」という行為は、その時の景色や想いも自分の中に取り込んでいる。
「前にもここ来たことあるな、その時はあの人とあれを食べたな、あの時はこんなことをしたな、」とか。
「食べる」を通して私の思い出は作られているし、眠っていた記憶を呼び起こすことができるんだ。
今まで食べてきたものの味を思い出すことができなくても、その食べたものを通して感じたこと、その時間を過ごした人のことを思い出すのは意外と容易かもしれない。





