
DN/HP
@DN_HP
2025年10月7日

「死柱にこうべを垂れよ」という話は怪談採話ルポ、報告文学として読みたい話だった。聞き取りの場面から作者の視点で書いていく、それが感情的でウェットなら私小説的(好き)になっていくけれど、理性的にドライに書いていけばこういったルポ的なものになるのではないか、とか考えてみる。怪異自体もかなり強いからそれを書く、その部分だけでも成立しそうだけれど、まるッと全部書くことで立ち上がる怖さや分からなさがあって、あるいはそうしないとこぼれ落ちてしまうものがある、ような気がした。最後の一行あけた後の一文が現在形で終わっているのにも痺れた。




