
ちとせ
@4wsdig
2025年10月8日

本と鍵の季節
米澤穂信
読み終わった
・913
背が高く顔もよく、快活でよく笑う一方ほどよく皮肉屋で以外に間の抜けたところもある!?!?!?ま、松倉詩門、恐ろしい男…!!!
「友達が悪い女に騙されようとしてるんだ。なんとかしてやりたいと思うじゃないか」で松倉の好感度カンストしちまったよ……
事件そのものは、一瞬ガチで他人の家の乗っ取りかと思ったけどまあ身内なのは本当だったのか〜。たしかにこの場合どんな罪状になるんだろう…
・ロックオンロッカー
オシャレ美容院に連れて行かれて気圧される松倉、おまえ、かわいいやつだな…美容師に話しかけられるのが嫌でずっと堀川に話しかけてるところもかわいい…
入店時の店長の過剰待遇、堀川のいとこの姉ちゃんを狙ってるとか…?みたいな下世話な勘ぐりをしてしまって申し訳なかったよ…
・金曜に彼は何をしたのか
「俺たちは頭がいいんだよ」、松倉いけ好かねえやつ〜!!(笑)
生徒指導の横瀬、絵に描いたような…なんか…昭和の権化みたいな教師ですごいな…平成通り越して昭和だよこれは…
植田の思惑と行動、松倉推理じゃなくて堀川推理が当たってることを祈るよ…
ていうかガラスの真相〜!おまえ〜!松倉〜!!!!(笑)
・ない本
うええめちゃくちゃ後味悪い話だった…長谷川先輩の心境を考えると心が痛いよ〜…
松倉、あまり人の心がわからないタイプなのか!?と思ったけど、最後に長谷川先輩の心をグチャグチャにしたのは堀川の方だったかもしれんな…
それにしても高校の図書室舞台でこんな後味悪い話あるか!?
・昔話を聞かせておくれよ
うわーーーーーーー!!!松倉詩門、気になる過去をチラ見せしてくるタイプの男!!!???と盛り上がってたら意外とあっさり明かされてしまった。
堀川の過去の100円玉探しの話、まるっきり長谷川先輩の件と重なってまた心が痛くなった…
亡父の遺産探しというセンシティブな話なのに「なあ堀川、さすがに俺もちょっと、さみしかったぜ」で声出して萌えてしまって松倉に申し訳ない…ごめんね…
「ここから先は松倉詩門の物語だ」に含まれた自戒と諦念、高校生とは思えんぜ…堀川、お前すごいよ…
・友よ知るなかれ
松倉の父親、えっ、マジでぇ…?それは……他人には知られたくなかっただろうな……
それでも堀川にだけ助けを求めたくなって、堀川なら頼れると思って、でもなかば諦めてもいて…そんな…不器用なクソデカ感情すぎる…
そして道を踏み外しかけてる松倉を踏みとどまらせたのが長谷川先輩への言葉だったの、う、ウワ〜……
「……堀川。お前はいいやつだよ」、本当に…万感の思いがこもっていて…ウワ〜…言葉なくなっちゃうこんなん…
これ続編がなかったら「月曜日以降松倉の行方は杳として知れなかったとかじゃないでしょうね!?」ってヤキモキしたと思うから、絶対の安心がある状況で読めてよかった〜!!!!



