
momo
@momo5
2023年11月8日
同志少女よ、敵を撃て
逢坂冬馬
読み終わった
ソ連の歴史を知ってから読むと更に面白そうだった。
戦争の時代に女性狙撃者がいたこと自体知らなかったので、その事実と戦争の残酷さを感じた。
フィクションらしいけれど、女性狙撃者は実際にいたらしい。
ソ連の女性、セラフィマ視点で話が進んでいくためか、最初は心のどこかでソ連側に寄り添う気持ちになる。
しかし、戦争という環境下で戦わされるソ連とドイツの兵士たちが背負ってるもの、抱えている感情は殆ど同じ。終盤に待ち受ける事実は残酷で胸が痛くて仕方がなかった。
誰が悪なのか、何が悪なのか、改めて考えさせられる本だった。