
りら
@AnneLilas
2025年10月8日
二人一組になってください
木爾チレン
読み終わった
audible
聴き終わった
文庫化待ち
@ 自宅
奇しくも『イクサガミ』に続いて今度は女子高版デスゲーム小説。
2010年代末、コロナ禍前の卒業式当日、京都の底辺私立女子高校を舞台に、いじめの是非をめぐる心理戦の果てに散っていく。
女子校に通った経験がないのでそのあたりのリアリティはわかりかねるものの、底辺校らしい民度の低さ、派閥グループ内外の駆け引きと裏切りは興味深かった。
伏線がちゃんと回収されていき、思いのほかミステリー然としていたことでやはりいちばん気になるのは、コサージュの仕組みがどうなっているのかだけど、そこを追及するのは野暮なんだろうな。
図書館から順番回ってきたのを機に以前挫折したaudibleを再開して、結局全編audible1.75倍速で。
audibleでのレビュー評価はなぜか低いが、コロナ禍直前の2010年代末に設定されたいじめ文学として面白かった。

