徒然 "モヤモヤする正義" 1900年1月1日

徒然
徒然
@La_Souffrance
1900年1月1日
モヤモヤする正義
モヤモヤする正義
ベンジャミン・クリッツァー
トーン・ポリシング、マイクロアグレッション、適応的選好形成など、初めて知る言葉も多かった。
なるほどと思う部分と、うーん…と引っかかる部分がどちらもあり、その分考えながら読めた。 「表現の自由は大切だが攻撃的な表現は許容できない」「少数派に配慮すべきだが、多数派が無視されるのもおかしい」——多くの人が揺れるこうした正義の間で、どのように社会の規範を考えるか、という内容だった。
筆者はその指針として公共的理性の重要性を挙げ、そこから各論(キャンセル・カルチャー、弱者男性論など)を検討していく。 明快に割り切れないテーマを少し冷静に見つめ直せる一冊。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved