
夏しい子
@natusiiko
2025年3月8日

夜に星を放つ
窪美澄
かつて読んだ
幸せになる事を許してくれないような短編集だった。
なのに「つまらなかった」かというと、そうでは無い。
話には引き込まれた。
ただ、もっとその先の突っ込んだ辛さの部分やドロドロの部分も読んでみたかった。
仕事が忙しく、妻へのフォローや育児への関わりが少ない男性たちが多いようで引っかかる。
「湿りの海」の主人公は男性目線だから、子どもも妻も大事にしていたように思えてしまうが、妻子が出ていったというのが読者には見えてない「妻に優しく無かった」ところがあった事を匂わせてる。

