夜に星を放つ

38件の記録
- 真なつ@ktnmt02072025年5月12日双子の片割れの話、お母さんの話、新しい家族とお隣さんの話がとてもよかった。この人のお話は雑誌の読み切りもとても良いので、読んでみて欲しい。(天鵞絨のパライゾというお話)
- 夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだ幸せになる事を許してくれないような短編集だった。 なのに「つまらなかった」かというと、そうでは無い。 話には引き込まれた。 ただ、もっとその先の突っ込んだ辛さの部分やドロドロの部分も読んでみたかった。 仕事が忙しく、妻へのフォローや育児への関わりが少ない男性たちが多いようで引っかかる。 「湿りの海」の主人公は男性目線だから、子どもも妻も大事にしていたように思えてしまうが、妻子が出ていったというのが読者には見えてない「妻に優しく無かった」ところがあった事を匂わせてる。
- はな💐@honhana2025年3月6日読み終わったアボカドのお話、自分にすごく似ていて読んでる途中から、あーこれはこの流れかな、、、。って思った。案の定だった。恋愛って、いいな、誰かと寄り添いあって生きるっていいなと思わせてくれた。
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ失うことの痛みがじんわりと本を通して伝わってくる短篇集。"失う"ということの全てが悲しくて辛いことじゃない。 どのお話も大変良かったが、個人的には『銀紙色のアンタレス』『真珠星スピカ』 が好みだった。 『銀紙色のアンタレス』では、夏の情景を脳裏に思い浮かべつつ、真のたえさんに向ける感情のもどかしさや、そこから来る夏特有の物悲しさを味わうことができた。 真はきっとこれからも、このことをひと夏の思い出として胸にしまいって成長していくのだろうなと考えると少しだけ胸の辺りがきゅっとなった。 『真珠星スピカ』は、亡くなってしまったお母さんが霊として現れる話。喪失の痛みを丁寧に描きつつ、かと言って重くなりすぎず、あたたかみのある物語だった。みちるが真珠のピアスをつけられるようになるのが待ち遠しい。