あるく "ののはな通信" 2025年10月9日

ののはな通信
ののはな通信
三浦しをん
ふたりの女学生による、数十年に渡る往復書簡を綴った小説。約450ページ程に及ぶやり取りは手紙、授業中のメモ、メールへと媒体を変え、続いていく。 ライフステージや時代の荒波にのまれながら、何度も途切れそうになる交流は、確かな絆として紡がれる。 ふたりは最初から最後まで離れたままなのだけど、それは結ばれなかったことを意味しない。本編に収録されている膨大な手紙のやり取りが、その証拠だ ずっとそばにいたって、こんなに太い絆が育めただろうか? 胸に残る百合小説だった
西 光毅(サイミツキ)
@wandering
「何でこんな中途半端な年代から話が始まるんだろう」と思いながら読んでいて、中盤でその理由が分かってから最後までだだ泣きでした。
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