
Anna福
@reads--250309
2025年10月9日

天動説の絵本
安野光雅
図書館で読んだ
絵の雰囲気が東欧の絵本のようだ。素朴でありながら、どこか哲学的な静けさと深みがあって、まるで古い版画や写本を思わせるような佇まい。
『チ。一地球の運動について一』を少し観た後だと、この絵本の「天動説から地動説へ」の流れが単に知識の変遷ではなく、命をかけた科学思想の闘争として立ち上がってくる。『チ。』のように、信念を貫く者達が、絵本の中での『なんやかや』という一文と絵の裏に長く深く横たわって、そこに思いを馳せる。
彼らの壮絶な道のりと、キリスト教信徒達の、真理を知った時の驚きと悲しみも。
うーん、買おうかな





