すべての本読み読み委員会 "浮世の画家〔新版〕" 2025年9月13日

浮世の画家〔新版〕
浮世の画家〔新版〕
カズオ・イシグロ,
飛田茂雄
"思い出"という名の天秤があるとする。左に「増える機会」。右を「振り返る回数」としたとき、若い頃は左の秤が重いだろう。しかし歳を取るにつれて、思い出は作るものではなく、立ち返るものになっていく。右の秤がだんだんと重くなり、ガタと傾いてからの、人生。悲しいものではなくて、なんならそこからが本番で、カズオイシグロに惹かれる理由はここにあるのかな?
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