浮世の画家〔新版〕
11件の記録
purjus@purjus2025年9月24日読み終わった続けてこちらも読んだ いちぶ結婚小説であった 谷崎と川端と漱石を足して3で割ったような感じの面白さもありスルスル読了 けっして批判一辺倒ではなく時代に限定された存在としての人間の弱さ、自己欺瞞を描いているのだが あたたかみがありつつ 落語的に生温く弱さを肯定するのではなく、それでもやっぱりダメだよねこれはというシニカルな批評的まなざしもあり イシグロちゃんとしてる〜 信頼できる〜
すべての本読み読み委員会@nadare2025年9月13日読み終わった"思い出"という名の天秤があるとする。左に「増える機会」。右を「振り返る回数」としたとき、若い頃は左の秤が重いだろう。しかし歳を取るにつれて、思い出は作るものではなく、立ち返るものになっていく。右の秤がだんだんと重くなり、ガタと傾いてからの、人生。悲しいものではなくて、なんならそこからが本番で、カズオイシグロに惹かれる理由はここにあるのかな?

- 不眠屋框@brotlose_lehrer2023年3月22日かつて読んだノーベル文学賞作家戦前世代の壮年男性の独白。 新時代に馴染めず、自分を否定することもできない。 生きづらさと自己正当化の先に、それでも見出される希望の物語。

umino@umino_man1900年1月1日読み終わった「自分の最良の年月と才能が無駄遣いに終わり、そのことがいずれ時間と歴史によって証明されてしまうことは恐怖です。」 『日の名残り』にも通底するカズオ・イシグロ自身の恐怖や意識が色濃く現れた作品だと思った。時代の独善的熱狂から逃れることは難しい。過ちを犯してからでは遅い。この作品は、そんな人々への批判でもあり、同情でもあり、あるいは警句でもあった。







