
夏しい子
@natusiiko
2025年3月8日

ほんのこども
町屋良平
かつて読んだ
まるでミニシアター系の映画を見ているような感覚で読んでいました。
こういう解釈が正しいのだろう、というのは私には分からない。
とはいえ私が読んでいて感じたのは
作中の町屋良平は自分の生い立ちは
上手く書けないし恥ずかしいけれど
あべくんの分かりやすい悲劇には陶酔したくなるほど
憧れがあったのではないだろうかと思えてしまった。
そして小説家にまでなった自分よりも
まだ邦訳もされていない本にまで手をつけようとしていた、あべくんの小説への想いに
嫉妬を超えた憧れがあったのではないかとも思った。
