ほんのこども

10件の記録
- ばるーん@ballo____on2025年6月18日読み始めた読んでる読み終わったまだ読んでるかつて読んだ最近連載前の読切の短編として群像に掲載された『ほんのこども』を読んで、本書をまた読み返し始めた。読み比べると長編への舵を切るタイミングというか、情報の広げ方が印象深い。 小学生の頃転校した仲良くなりきれなかった子に思い馳せる誰にでもあるベタな皮膚感覚が、立ち上がって痛いほど痒くなる。 ぼくの場合のかれは、何故かぼくのことを常にフルネームで読んだ。かつて読み書きに嫌悪感すらあったぼくは、今読み書きするようになってしまって過去を反省と捏造、そんな自分を茶化して冷笑しかしておらず大変みっともない。そのせいかしらエッセイを読むことはきついし、日記なんかもってのほかで、何も続かない。エッセイブームの波に上手く乗れない!これは深刻で、すべて小説のように読んでしまうし書く。 実際かれが図書館に通っていたかはよく知らないが、ぼくが唯一行った、当時一回限りの図書館訪問でかれと会って、特に話すこともなかった。そこで話さなかったから、かれと友達になりたいぼくの現在があるー!ぼくの暴力がある。 ぼくのなかでこの作品は、というか町屋さんがぼくのなかのかれとパラレルになってる。実生活で傷つく(傷つける)たびにに読み返している本書をもっとわかりたいし、町屋良平をわかりたい。『生活』を読み始める前にもう一回読む。もっとよくわからなくなるために読む。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだまるでミニシアター系の映画を見ているような感覚で読んでいました。 こういう解釈が正しいのだろう、というのは私には分からない。 とはいえ私が読んでいて感じたのは 作中の町屋良平は自分の生い立ちは 上手く書けないし恥ずかしいけれど あべくんの分かりやすい悲劇には陶酔したくなるほど 憧れがあったのではないだろうかと思えてしまった。 そして小説家にまでなった自分よりも まだ邦訳もされていない本にまで手をつけようとしていた、あべくんの小説への想いに 嫉妬を超えた憧れがあったのではないかとも思った。
- 山本浩貴(いぬのせなか座)@hiroki_yamamoto2025年3月6日読んでる毎日ころころ本を開いては読んで別の本に移っているのがもろばれだが、今日はこれを再読していた。自作小説に関連する可能性を思ったため。ほか、ジャグリングやデザインの関連資料を読んでいた(登録できないのでここで)。