
ルーカス
@m_rukas_54
2025年10月10日

国宝 下 花道篇
吉田修一
読み終わった
小説を読んで、小説と映画両方の良さを感じた。
映画は、どれだけ喜久雄がすごいか。
歌舞伎だけ考えて生きてきた美しく孤高の女形
というのが本当に綺麗に描かれてて特別感があった。
映像にするとしたら確かにこの物語のもっていきかたが魅力的だよな、と。
小説は、喜久雄の義理・人情が一貫されてた描かれた方で映画では感じられなかった喜久雄の人間味が感じられてすごくよかった。
徳ちゃんや春江、娘の綾乃などの周りの人の人生も描かれていて面白かったなぁ。
最後の終わり方、よかったなぁ。
吉田修一さんの小説は『怒り』しか読んだことがないけど、物語の中に熱さが感じられてなんかいいんだよなぁ。