
廣 亜津美
@hiroatme
2025年3月8日

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
かつて読んだ
時間と人間の交錯が話の妙味で、喜劇のようで悲劇っぽくもあり、初期の伊坂幸太郎の中では大好きな本。登場人物も魅力的に描かれています。アヒルと鴨、そして日本とチベットの思想の違いなど、物語に深い味を加えています。叙述ミステリ的な驚きは、映画にした時にどうなのかと心配しましたが、映画化もさらに面白く出来ていて驚きました。「裏口から悲劇は起きるんだ」、「悪魔は絵で見るより黒くない」などなど、伊坂的な名言も素晴らしい