
talia
@talia0v0
2025年10月10日

宙わたる教室
伊与原新
読み終わった
ドラマから本作を知って原作に辿り着きました。
各章視点となるキャラクターがいるのですが、ドラマだと第三者的に見ていたシーンでこのキャラクターはこんなことを考えていたのか、が伝わってより作品の魅力を感じることができました。
1〜4章はほぼ原作通り、それからの藤竹先生と科学部四人のやりとり、学会発表準備中のあれこれ、木内先生のキャラクターや相澤さんの仕事(苦悩)ぶり、藤竹先生の過去(恩師やかつての教授との対立)などが原作の雰囲気を損なわず追加脚色されたものだとわかって驚きました。
原作が素晴らしいからこそのドラマだと重々理解した上で、本を読みながらドラマにあるシーンも無いシーンも、ドラマで見たように頭に思い浮かびながら読んでいました。
改めて本当に素敵な作品だと思います。誰しもがどんな境遇にあっても、学びたいという意思があれば学び続けることができる。その素晴らしさをこの作品と共に、ずっと忘れずにいようと思います。



