
シンジ
@shinji
2025年10月11日

国宝 下 花道篇
吉田修一
読み終わった
映画を先に観ました。約3時間の映画。とても素晴らしかったのですが、それでも駆け足な感じがしたので、そこを補完できたらと思って読みました。
読み終えて、二人の歌舞伎役者の生き様を追体験した思いで、本を閉じてしばらくはぼーっとしてしまいました。
自分以外の人生を体験できることがやはり読書の醍醐味だとすれば、まさにその醍醐味を堪能できる作品でした。
映画を先に観た影響で脳内ではやはり喜久雄は吉沢亮、俊介は横浜流星でしたが、それもすんなりと受け入れている自分がいました。
映画では割愛されたエピソードもたくさんありましたが、映画は映画で素晴らしくまとめあげていると思いますし、原作の素晴らしさは言わずもがなです。
原作を味わったところで、一旦その味を忘れてまた映画の3時間を堪能したいです。


