
ちゃおくりー
@qiaokeli
2025年10月11日

時をかけるゆとり (文春文庫)
朝井リョウ
読み終わった
初朝井リョウ。
くだらないどうでもいい話しにクスッとする連続。1番気に入ったのは「巫女カフェ」のエピソード。たった10行なのにしっかり落ちを付けて話をまとめる技に笑ってしまった。大して面白くないことも面白い話しにできてしまう言葉の魔術を持っている方という印象。
昔、大学生になって初めて林真理子のエッセイを読んだ時の感覚に似ている。確かにすごい作家さん。ただ、私は60近いので楽しいだけの文章を読むのは少し辛い。とりあえずの一冊目だったので、朝井さんの小説も読んでみようと思う。