K.K. "紅蓮館の殺人" 2019年11月12日

K.K.
@honnranu
2019年11月12日
紅蓮館の殺人
紅蓮館の殺人
阿津川辰海
長い。エンタメの加速が叫ばれる今般、読者に忍耐を強いる一冊。人が死ぬまでも長いし、人が死んでからも長い。カウントダウンがされるが、その割に切迫感は薄め。しかしその大仕掛けが明かされ、彼らが館から脱出する時。読者もまた一つの秘密を透き見る。暇潰しに読むと、楽しい暇潰し。だけど暇を作ってまで読みたいかというと個人的にはそれほど。 出版当時、レーベルである講談社タイガ公式Twitterアカウントが流行りに乗っかり「タイガの百合!」みたいな感じで試し読み公開してたが、そんな話ではない。ではないが、確かに百合として読むと中々上物。
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