K.K.
@honnranu
致命的なネタバレは呟かないつもり。フィクション(小説では邦ミス新本格・変格。漫画は雑多に)を中心に、稀に専門・学術書を読む。児童書も好き。最近SFや外国作品に関心。
好き👉はやみねかおる-西尾維新-京極夏彦-森博嗣-住野よる。講談社タイガ既刊全巻コンプリート
- 2026年2月25日
いちばんうつくしい王冠荻堂顕気になる - 2026年2月23日
重力と力学的世界 上山本義隆気になる - 2026年2月14日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったSFハヤカワSF文庫下巻の面白さはそれなり。19章からはエンジニアリングが主題になる。絵面は派手かもしれない、小説ではよくわからない。アストロファージとタウメーバのあれこれはあまり好みではない。28、29章と最終章、アストロファージはとても遠くまで連れて行ってくれた。ラストはとても好き。私がPHMで最も楽しんだのは、6章〜18章あたり。異文化コミュニケーション中心。 ストラットの非常にきびしいルールとアストロファージを安全に扱う手順や経験が欠けている事から起きるアクシデント、ストラットは法律を無視し南極を割り彼を送り込む。個人的には歴史専攻の彼女にはシンパシーを覚えるし、彼女はするべき事をした。そしてグレースはビートルを発射した。彼もまたすべき事をなしたのだから、あとはどこへ行こうと責められるところはない。 いまでは彼が唯一無二の友だ。まじめな話、彼はぼくのただひとりの友だ。なにもかもが正常だった頃も、ぼくはあまり社交的なほうではなかった。ときにはほかの教員たちと食事をかっこむこともあった。大学時代の友人と土曜の夜にビールを飲むこともあった。だが、時間の遅れ効果のおかけで、かれらはもうぼくよりひと世代、上になってしまっている。p.355 目を閉じると見えるのは、ロッキーのあのへんな甲羅といつもなにかいじっていた小さな手だ。p.394 - 2026年2月11日
- 2026年2月9日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み始めた - 2026年2月8日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったSFSFハヤカワSF文庫私は事前情報として「地球を救うバディもの」程度知る。主人公は記憶を喪失し目覚め、必要に合わせて思い出す。何も知らぬ読者と同じような目線で世界を取り戻す(読者は得る)。その様が『プロジェクトヘイルメアリー』という作品を何も知らずに読み、徐々に知る読者と重なる。「ネタバレ知らずに読んで」と言われる所以はわかるけど、本当にゼロベースで読まねば体験が損なわれるという事はない。 序盤の面白さはそれなり。文系でもわかる程度の理系要素(ニュートリノと彼らの生物理は分からなかった)。太陽熱捕食者をつつく実験はささやかに面白い。中国の空母に移ってから、ストラットの無法ぷりに伴い面白さも加速。7章から爆発。確かに読み止まらない。情感(諧謔や哀切)もたっぷり。異文化コミュニケーションの楽しさ。賢さ。下巻も読む。 - 2026年2月6日
- 2026年2月5日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子読んでるそしてぼくらはどんな言葉のまえにも"ペトロヴァ"をつけなくていい状況にしなくてはならないのだ。p.194 新型コロナウィルスについて、WHOが土地や人の名前は云々みたいな話があった気がする。波長の名前はいいのかな - 2026年2月5日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子読んでるライランドグレースは分子生物学で博士号をとっているらしい。一方読んだ範囲では物理範囲で知恵働きしているので、そうなんだ、といった感 太陽は九年で1%、二十年で5%出力低下し、タウ・セチは地球から12光年(往復24)なので、最速でも5%は食われる。既に200万kのアストロファージが用意済みとなると+1。(20906KGは残量?)氷河期は不可避では 〜p.188 - 2026年2月3日
- 2026年1月28日
- 2026年1月27日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子読み始めた - 2026年1月26日
象と耳鳴り恩田陸読み終わった人からのおすすめ友人おすすめ友人のおすすめ恩田陸短編集恩田陸の短編集。いわゆる「パズラー」らしい。個人的な尺度では、あまりミステリーらしくない。ただ面白さは、流石の恩田陸。関根多佳雄とその周囲の人々は日常から謎を見出しそれを解く。ただそもそも事件が起きていない話も多く、事件が起きていても「そう考えられるかもね」と結ぶので、キャラクターの妄想空想を聞かされている気分になる。恩田陸の想像と語りの力の乗った話を。「海にゐるのは人魚ではない」が最も好み。次いで「廃園」「往復書簡」 - 2026年1月25日
ヒトでなし 金剛界の章京極夏彦今回読んで思ったのは、作品の基本構造が娯楽で、なので読んでて楽しい本ではある反面、登場人物の掘り下げや人間味がほぼない。視点人物である尾田慎吾がヒトでなしだから興味がないのかもしれないけど、全てが尾田慎吾に都合が良いよう話が転がるので、なろうやスカッとと大差ないよう思う。会話文だらけなのも、ラノベチック。toxic masculinityを肯定・強化していると読めるやも。 - 2026年1月25日
ヒトでなし 金剛界の章京極夏彦読み終わった京極夏彦再読新潮社京極夏彦作品で一番好き。娘が死に妻と別れ家を売り職を離れ財産を失った男、尾田慎吾が自分をヒトでなしと自覚。借金まみれの友人、取り立て屋、リスカまみれの自殺志願者、破戒僧、連続殺人鬼が彼の周りに集まる。尾田慎吾はずっと小理屈捏ねてうるせえなしか言わない。本当にそれしか言わない。人が死んでから楽しい。京極節が読んでて楽しい。尾田慎吾に共感を覚えるけど、魔境かも。『鉄鼠の檻』を副読本にすると分かり良い? - 2026年1月20日
- 2026年1月17日
読み終わった奈須きのこ未来福音に加え終末録音も収録。鉄板みたいな背景、中央に題という硬派な表紙装丁だが、そんな内容ではない。現状発表されている『空の境界』はこれですべてか。下「矛盾螺旋」「殺人考察(後)」で言及された未来視の少女と思しき瀬尾静音が語り部。おきゃんなガールとあって、語り口や地の文はラノベらしいそれ。未来福音はまだ空の境界らしさがあるが、終末録音は完全に同人誌である。礼園女学院を舞台にする時、題に音の字を入れる約束事でもあるのか。空の境界キャラクターたちに思い入れがあるなら、完全にキャラ物と割り切った上で、ボーナストラックとしてそれなりに楽しめるか。としても¥3000(税別)は奈須きのこというブランドに寄りかかった殿様商売だ。 - 2026年1月15日
空の境界 下 (講談社ノベルス)奈須きのこ笠井潔上下巻末に収録笠井潔の解説を通読。下はまだマシに解説している。両儀式の、殺人と日常のせめぎ合いだとか、作中に血族が重要な要素として登場しているとか、萌えとか、恋物語とか。筆者は幹也の恋愛対象を第三人格「 」とみなし、叶わぬ恋と読んでいる。「未来福音序」を読むとこれもなんだかお笑いだ。 直接的な言及はないものの、両儀式を萌え要素を散りばめた戦闘美少女と見做したり(鮮花がテンプレなのは同意するけど)、セカイ系、ライトノベル諸作品と並列している点から、『空の境界』を伝奇小説の流れに位置付けつつも、笠井氏はポップカルチャーの産物と考えているらしい。下の解説は「「リアル」の変容と境界の空無化」とあるけど、『空の境界』を2026年に読むと、娯楽小説として一般的なレベルに(読み手側が)変化しているのは、20年前の人々からしたらちょっとしたカルチャーショックだったりして。 - 2026年1月15日
空の境界 上 (講談社ノベルス)奈須きのこ笠井潔上下巻末に収録笠井潔の解説を通読。新伝綺と銘打たれた本作を解説するため、伝奇小説の歴史を辿る。『戒厳令の夜』『産霊山秘録』などを山窩、偽史などと対応させて、縄文人は国津神から天狗や狒狒を経て山窩に零落、弥生人は天皇を始め「中心-日常」となり、「周縁-非日常」を巡る左翼と資本主義のせめぎ合いが80年代伝奇小説だとする。 以上が概ね上解説の内容だが、これは80年代伝奇小説の解説であって、『空の境界』の解説としては成立していない。下の解説にある通り、読者層は「八◯年代伝奇小説の達成と限界を、ほとんど知ることのない」人と思われる。下まで読んでも、感想は「笠井さんなんかまた関係ない話してる」だ。(「凡庸な地獄」といった断片的な語に、意識が感じられる程度) - 2026年1月13日
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