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K.K.
@honnranu
致命的なネタバレは呟かないつもり。フィクション(小説では邦ミス新本格・変格。漫画は雑多に)を中心に、稀に専門・学術書を読む。児童書も好き。最近SFや外国作品に関心。 好き👉はやみねかおる-西尾維新-京極夏彦-森博嗣-住野よる。講談社タイガ既刊全巻コンプリート
  • 2026年7月9日
    マンアフターマン 未来の人類学 re-edition
    マンアフターマン 未来の人類学 re-edition
  • 2026年7月9日
    ライ麦畑でつかまえて
    ライ麦畑でつかまえて
    孤独の小説。260ページまで読む価値なし。野崎氏の解説が的を射ている。 16歳のホールデンコールフィールドは、クリスマス休暇を目前にしながら、三つめの高校を処置なしとして放り出される。自宅にも帰らず、バーで踊ったり娼婦と会ったり知己に連絡を入れたりするものの、ホールデンに取り合う人は誰もいない。結末近くで、彼は唖でつんぼの人間のふりをして、日当たりの良い森の近くの小屋で暮らそうと夢想する。 『飛ぶ教室』と違って、遅めに読んで助かった。『若きウェルテルの悩み』的普遍性を持つ作品という評判はまあそうかも。『人間失格』と響き合うところがある。 ホールデンの悲しいのは、妹からクリスマス用のお小遣いを恵んでもらい断れずに泣くくらい孤独に蝕まれているのに、アントリーニ先生に撫でられると逃避的に家から飛び出すところ。関わりを持つべき年齢で適切に持てなかった人間の典型か。ホールデンの話に耳を傾けようにも、彼は嘘ばかり並べ立てるので、正面から向き合ってくれないのが難しい。 自分は子供のつかまえ役になりたいと思いつつ、崖下に落ちないよう、年長者から捕まえられそうになると逃げ出すホールデン。周囲はインチキで低脳で不潔で自分は違うと思っているホールデン。彼らの視座から離れすぎないように。
  • 2026年7月4日
    ライ麦畑でつかまえて
    ライ麦畑でつかまえて
    僕みたいにひどい嘘つきには、君も生まれてから会ったことがないだろう。すごいんだ。かりに雑誌を買いに行く途中なんかでさ、誰かに会って、どこへ行くんだってきかれるとするだろう。僕は、オペラへ行くって答えかねないんだな。ひでえもんだよ。p.28 それから僕は、ポケットに入れていた時刻表を読みだしたんだ。嘘をつくのをやめるためにね。僕はいったん嘘をつきだすと、その気になれば、なん時間でも続けられるんだ。嘘じゃないよ。なん時間でもなんだ。p.93 そのドレスを掛けながら僕は、なんだか悲しくなっちまったんだ。彼女がどっかの店に入っていってそのドレスを買うとこを思い浮かべたんだよ。店の者は誰も、彼女が売春婦だとかなんとか知りはしない。そのドレスを買う彼女を店員は普通の女と思ったろう。そう思うと僕は、ひどく悲しくなっちまったんだ──なぜだかよくわかんなきけどさ。p.150 「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない──誰もって大人はだよ──僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ──つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっからか、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ」p.269 子供たちはみんな例の金色の輪を掴もうとしてるんだ(金色の輪を掴まえると無料でもう一度乗れる)。フィービーもやっぱし同じことをやってたんで、僕は木馬から落ちやしないかと心配でなくもなかったけど、何も言わず、何もしないで、黙ってやらせておいた。子供ってものは、かりに金色の輪なら輪を掴もうとしたときには、それをやらせておくより仕方なくて、なんにも言っちゃいけないんだ。落ちるときには落ちるんだけど、なんか言っちゃいけないんだよ。p.328
  • 2026年7月2日
    地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE
    通院時の暇潰しに読む。森博嗣の短編10本。犀川創平西之園萌絵喜多などS&Mシリーズ2本。小鳥遊練無のVシリーズ(?)1本。解説は漫画家の冨樫義博氏。 S&Mの2本と頭の3本が小粒ミステリー風味なので、全体として謎解き短編集の趣。森博嗣作品にたまにある、何が言いたいのか全然わからないのが数本。「片方のピアス」は読者に頭を使わせる話でGood。「素敵な日記」が好み。「気さくなお人形、19歳」は長編でこそ輝く話かも。短編集としてはまどろみ消去の方が好き。
  • 2026年6月30日
    ライ麦畑でつかまえて
    ライ麦畑でつかまえて
  • 2026年6月28日
    飛ぶ教室
    飛ぶ教室
    本編約200ページながら、全然読み進まなかった。でも名作の佇まい。相性が悪かったか。 親に捨てられたジョニー、腕っぷしがありながら素直な心の持ち主マティアス、その親友臆病者ウーリ、読書家ゼバスティアン、成績優秀で絵が達者で正義漢のマルティン。五人は寄宿学校で学び、育まれ、成長する。舎監の先生ヨハンベークと近所のローベルトウトホフトに見守られながら。 クリスマス直前、舞台劇『飛ぶ教室』の練習をする五人の元に、同窓生と授業のノートが拐われたと報せが入る。前半1/3くらいは抗争の話が繰り広げられるけど、重要でない。読み返すと、後半の展開と響き合う描写もある事に気付く。物語の後半は、寄宿学校のクリスマス生活について。ここは好きかも。 成長途中の五人は自分に足りないものを獲得しようとしたり、選べない環境に揺られたりする。ベーク先生がメンター役だけど、流石に全ての解決を背負わせ過ぎの感。マルティン帰省はそうするしかないか……?後で揉めない?個人的に良いのは、主なキャラだけでなく、エーガーラントやテオドールなど端役も自省し行いを改める描写がある事。過ちを犯しても、彼らの先に正義さんや禁煙さんがいる。 身につまされるのは、ウーリ。飛び降りた時の気持ちを思うと。でも劇の直前にやる事じゃないよ。マティアスがウーリに向ける思いも良い。もっと描写が欲しい。 作者から子供への思いがまえがきに明記されている。子供の時に読みたかった。 好きな部分は第2章「臆病者ウーリが臆病な自分を嘆く。」第4章「エーガーラントの葛藤。エーガーラント、降りる。」第5章全体。第9章「臆病についてゼバスティアンが根本的な説明をする。マルティンが家に送った手紙。」
  • 2026年6月27日
    巨匠とマルガリータ
    巨匠とマルガリータ
  • 2026年6月24日
    エンディミオンの覚醒(上)
  • 2026年6月24日
    エンディミオン(上)
    エンディミオン(上)
  • 2026年6月24日
    ハイペリオンの没落(上)
  • 2026年6月24日
    ハイペリオン(上)
    ハイペリオン(上)
  • 2026年6月24日
    地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE
    「あ、その黒い棒がいい。こっちへ持っておいで」お父さんは遠くからそう言いました。 「蟻がついていて持てないよ」と僕は答えます。 「蟻なんか平気だ。そんなもの恐がるな」 お父さんがそう言ったので、僕は、おそるおそるその棒を掴んでみました。でも、手に沢山の蟻が乗り移って、とても気持ちが悪くて、すぐに放り出してしまいました。 僕は、そのとき泣いたと思います。 お父さんが近くに来て、「馬鹿だな」って言いました。僕はちゃんと蟻がいるって言ったのに、お父さんは僕を「馬鹿だな」って言ったのです。 蟻のことを考えると、いつも、このときの棒を思い出します。 だから、蟻は嫌いです。p.167
  • 2026年6月24日
    飛ぶ教室
    飛ぶ教室
    どうして大人は自分の若いときのことをすっかり忘れてしまうのだろうか。子どもだって悲しくて不幸になることがあるのに、大人になると、さっぱり忘れてしまっている。 子どもの涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない。ずっと重いことだってよくある。どうか誤解しないでもらいたい。不必要にメソメソしようと言っているのではない。つらいときにも、正直に言ってほしいだけなのだ。骨の髄まで正直に。p.18-19 きびしい人生は、お金を稼ぐようになってから始まるわけではない。そこで始まるわけでも、そこで終わるわけでもない。 ただし、自分をごまかしてはいけない。ごまかされてもいけない。災難にあっても、目をそらさないで。うまくいかないことがあっても、驚かないで。運が悪くても、しょんぼりしないで。元気をだして。打たれ強くならなくちゃ。p.22 賢さのない勇気は、乱暴にすぎない。勇気のない賢さは、冗談にすぎない。世界の歴史には、勇気はあるけれど馬鹿な人間や、賢いけれど臆病な人間がたくさんいた。 勇気のある人間が賢くなり、賢い人間が勇気をもってはじめて、人類の進歩というものが感じられるようになるだろう。p.23 「いろんなことをやったさ。臆病者を卒業するために。──でも、どうしようもない。いつもね、逃げないぞ、言いなりにはならないぞ、って決心する。岩みたいに固く決心するんだ。でも、いざとなると、逃げ出しちゃってる。誰からもぜんぜん信用されてないって気がつくと、吐き気がする」p.50 美男のテオドールは、こびるような甘い声を出した。できることなら消えてしまいたかった。p.99 ジョニーは研究者の目で町を見おろして、考えた。「どの屋根のしたにも人が暮らしている。なんとたくさんの屋根が町にあるんだろう。なんとたくさんの町がこの国にあるんだろう。なんとたくさんの国がこの惑星にあるんだろう。なんとたくさんの星がこの宇宙にあるんだろう。幸せは、すみずみまで無限に分配されている。不幸もまた……。p.119 ウーリは眠っている。薬のにおいがする。マティアスの心臓は喉から飛び出しそうだった。胸をつまらせながら、小柄な親友の青ざめた顔をしげしげ見つめた。そのときウーリが目をあけた。そして弱々しい、かすかなほほえみざウーリの目に浮かんだ。マティアスはうなずいた。喉がしめつけられるようだ。p.154-155 ポストを空にした郵便配達は、知らなかった。大きな集配かばんのなかに、どんなにたくさんのため息がドサッと落ちたのか。ベーク先生と禁煙さんも知らなかった。p.165 マティアスだけが、ウーリのほうがもうちょっとだけよかった、と思った。しかしそう思うのも当然だ。なんといってもウーリの親友なんだから。p.173
  • 2026年6月24日
    飛ぶ教室
    飛ぶ教室
    予備知識なし。作者と作品名をにわかに聞くくらい?
  • 2026年6月23日
    ハーモニー新版
    おまえは平穏を嘆いている。 なにも起きないことを、平穏という善の壁で守られていることを嘆いている。 『カフカ断片集』頭木弘樹編訳より
  • 2026年6月21日
    ウロボロスの純正音律
    ¥1482
  • 2026年6月21日
    ウロボロスの基礎論
    ¥401
  • 2026年6月21日
  • 2026年6月21日
    フューチャー・イズ・ワイルド
    フューチャー・イズ・ワイルド
    ¥332
  • 2026年6月21日
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