川端 彩香 "ミシンは触らないの" 2025年10月12日

ミシンは触らないの
書店で「『好きよ、トウモロコシ。』を読んだあとに読むといいです」と言われて購入。 偶然、前日に『好きよ、トウモロコシ。』を購入していて、カバンに忍ばせていたものの未読状態やったので、書店の帰りの電車から即読み始めて読了。そして『ミシンは触らないの』も読了。 前作同様、電車で読み始めたものの、涙腺刺激されて電車で読むのは中心😂家でちょこちょこ読み進めました。 前作はがっつり家族について考えさせられ、今作でも同じく家族について考えさせられたけど、友だち、パートナー、言葉の意味や重み、名前に込められた思い(これは家族のことでもある)とか、自分の周りのあらゆる人とコトの大切さや尊さが全編に込められているエッセイやなぁと思いました。 それまで涙腺への度重なる刺激に耐えていたにも関わらず、最後の結婚式の手紙のところで遂に崩壊しました😇(家で読んだから耐える必要性もなかったけれども) 中前さんって本当に小さな出来事や、普通ならみんながするっと流してしまいそうな感情も、しっかりキャッチして考えて言葉にするのが上手な方だなあと思った。ただの読書好きが偉そうに上から言うてるように聞こえる可能性が大なのですが、私には書けない文章なので尊敬するし、陳腐な言葉でしか表現できないけれど、すごいと思っているのです。 そしてあとがきで、こんな素敵な文章を書く方でも、書くのが嫌になることもあったと知り、そこに人間味を感じました。人は心身共に健康じゃないと、好きなものでさえ好きじゃなくなったり、触れたくないと思ってしまったりしてしまうものだなぁと。精神病んでしまったときに少しの間抜け殻になっていた当時を思い出しました。心身共に健康第一。 無理はしてほしくないけれど、今作も販売されたてやけど、次作も楽しみ🫶🏻✨
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved