
ゆるり
@hiroko2794
2025年10月12日

輝く日の宮 (講談社文庫)
丸谷才一
読み終わった
源氏物語には、当初存在していたが失われた巻があり、「輝く日の宮」という。
最初は、主人公の日常や恋愛模様、芭蕉のことなどで物語が進むため、源氏物語いずこ?輝く日の宮の話は?となった。
が、後半から一気に加速していく。
研究者同士の討論、主人公の思考を追う形で、源氏物語がこう書かれたのかも、輝く日の宮はこうして失われたのかも、と一気に読み進む。
源氏物語それ自体もおもしろいけれど、源氏物語を語る物語もまたおもしろい。
昨年の大河ドラマきっかけで、久々の源氏マイブーム。
角田光代さん訳を読もうかなぁ。