
芝生
@grass-sbf
2025年10月12日
痛いところから見えるもの
頭木弘樹
読み終わった
「痛い人と、痛い人のそばにいる人の間をつなぐ本」。痛みや苦しみは自分の中にある経験でしか理解ができず、無理解や、理解のつもりの雑な扱いによって「痛い人」はさらに傷つくことになる。相手の「痛い」を"完全に理解することはできない"ということこそを理解して、その上で「寄り添うにはどう考えたらよいか」をひらいてくれる、そんな本だった。私は「痛い側」の人間なので、読みながら何度も泣きそうになった。完全にわかるとはいえないけど、わかるよと。

