彼らは読みつづけた "血統書" 2025年7月9日

血統書
血統書
パトリック・モディアノ,
松崎之貞
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《一九六一年の万聖節【毎年十一月一日】のヴァカンス。アヌシーのロワイヤル街には雨と雪とが入り混じっている。本屋のショーウィンドーにはイタリアの作家アルベルト・モラヴィアの小説『倦怠』が飾られ、《気晴らし:エロティシズム》と記された帯がかけられている。万聖節のくすんだヴァカンスのあいだ、『罪と罰』を読み、それが唯一の愉しみとなる。》 — パトリック・モディアノ著/松崎之貞訳『血統書』(2025年4月、国書刊行会)
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