血統書

6件の記録
プリズま@sakyuri2025年10月12日読んでる「人生というものは-なぜ、その瞬間いっしょにいるのが別の人物ではなくその人物なのか、なぜ別の場所ではなくその場所なのか、またその映画はオリジナル・バージョンなのか吹き替えバージョンなのか、そういったことの理由を明らかにすることなく、ただ流れ去っていく。いまとなっては、わたしには短い一シーンの記憶しか残っていない。」 モディアノのこの人生観が本当に好きで。。

彼らは読みつづけた@findareading2025年7月9日読み終わった*読書で見つけた「読書(する人)」* 《一九六一年の万聖節【毎年十一月一日】のヴァカンス。アヌシーのロワイヤル街には雨と雪とが入り混じっている。本屋のショーウィンドーにはイタリアの作家アルベルト・モラヴィアの小説『倦怠』が飾られ、《気晴らし:エロティシズム》と記された帯がかけられている。万聖節のくすんだヴァカンスのあいだ、『罪と罰』を読み、それが唯一の愉しみとなる。》 — パトリック・モディアノ著/松崎之貞訳『血統書』(2025年4月、国書刊行会)






