
saki
@53hon_to
2025年10月11日
あなたのための短歌集
木下龍也
読み終わった
図書館で借りた
詩集や短歌集は気軽にサクッと読めてしまうけれど、こちらは「あなた」という誰かに宛てた短歌をまとめた一冊、ということもあってものすごく時間をかけて読み進めた。
そして「あなた」は、「わたし」でもあった。
必ずしも今の「わたし」だけではない、かつて悩み苦しんでいた頃の「わたし」にそっと渡してあげたい歌がいくつもあって、そんなふうに過去を振り返ることができるのは悪くないよな、なんて。
だから、こうして歌集としてまとめられたことに、心からありがとう、と思う。
未来の「わたし」に刺さる歌もある。まだわからないけど、きっと。
