あなたのための短歌集
99件の記録
ゆい奈@tu1_book2025年11月17日読み終わったわたし以外のだれかのためにつくられた短歌のはずなのに、わたしのために作られたのではないかとおもうような短歌がいくつかあり、あまりに感情が揺さぶられ涙がでた。毎日のようにできないことに直面し、自己肯定感は下がる一方で、だけど頑張るしかない、勉強するしかない、というよな現状のなか、昼休みや夜眠るまえに開くこの歌集が救いだった。壊れないようにしなければ。









紙村@kamimura_2025年10月24日読み終わった3首選 きれいごとばかりではない朝焼けのなかできれいに拭く車椅子 絶望もしばらく抱いてやればふと弱みを見せるそのときに刺せ かなしみに正比例して伸びてゆくムーミンを抱く時間の長さ ↑刺せ!とてもよいです、ムーミンの抱き枕もほしいです


あさだ@asadadane2025年10月20日読み終わった短歌「お題をくれたあなた」のために詠まれた短歌が100首収録されている 優しい寄り添いを感じる短歌が多い印象を受けるが、その中にもぐさっと刺されたような感覚になるようなものがあり、それがとても気に入った たぶん今の私は誰かに・何かに打ちのめされたいんだろうと思った


saki@53hon_to2025年10月11日読み終わった図書館で借りた詩集や短歌集は気軽にサクッと読めてしまうけれど、こちらは「あなた」という誰かに宛てた短歌をまとめた一冊、ということもあってものすごく時間をかけて読み進めた。 そして「あなた」は、「わたし」でもあった。 必ずしも今の「わたし」だけではない、かつて悩み苦しんでいた頃の「わたし」にそっと渡してあげたい歌がいくつもあって、そんなふうに過去を振り返ることができるのは悪くないよな、なんて。 だから、こうして歌集としてまとめられたことに、心からありがとう、と思う。 未来の「わたし」に刺さる歌もある。まだわからないけど、きっと。
ざらめ@theLahme2025年7月15日読み終わった@ 自宅「あなたのための一首」をまとめた本なだけあって、本来なら歌人・木下龍也さんと依頼主との間にだけ交わされた密やかな約束事を、そっと盗み読みしているような、甘やかな背徳感が横たわる。時々、目にしたことをちょっと後悔するような鋭いものも含まれていて、盗み読みの代償を支払わされるような、でも共犯者のような。とても珍しい読了感のある本だった。 秀英にじみ明朝で書かれているのがまたすごく良くて!見開きの左のページの短歌が、まさに「刻印されている」という感じで迫ってくる。これはもう、この文字を選んでくれてありがとう。
羊羹@eyesony0u2025年6月27日かつて読んだ心に残る一節情熱大陸の密着で感じた生みの苦しみが腑に落ちるような、依頼主ひとりひとりに寄り添ってつくられた丁寧な短歌だった。だからこそこうして依頼主ではない読者の心にも届くのだと思った- 村崎@mrskntk2025年6月18日読み終わったこれからも生活してゆく勇気をもらえるような一冊、みんなどこかで生活してるんだ 〈二十年前の記憶の静止画を持ち寄り冬の映画をつくる〉 〈見開きにひかりを受けるとき本は手元に灯るふたつめの月〉


かえ@kaepoyo2025年5月7日読み終わったあるひとりのひとのための短歌の集まりに、たくさんの人生が垣間見える。 それぞれに心を撫でられたりぐっと握られたり、うっかり刺されたり。 余韻が濃くて、なかなか抜け出せない〜(こういう感覚、嬉しい)- 森@mori162025年3月29日読んでる心に残る一節雨の中予約の本のために図書館に行ったら、人が全然いなくて。雨に守られてるこの静かな空気いいなと、思った。借りたらすぐに帰ろうと思ってたけどしばらくそこで読んだ。 ちょうど本の中に図書館にまつわる短歌がでてきて嬉しかった。





- 森@mori162025年3月29日読み終わった心に残る一節散る、が弾けるように明るい。幸福感あるなー綺麗だなー。 と、最初思ったけど後で読んだら、切なく熱を帯びた感情にも見えて、どっちだろうと思った。 最初の印象。呼ばれたら、ぱっと満面の笑顔で振り返ってるさくらさん。 後で浮かんだ印象。呼ばれたら、溢れそうな気持ちを抑えて何でもないように応えてるさくらさん。


Miharu@mhr0232025年3月15日読み終わった大切な本@ 東京堂書店 神田神保町店ちょうど短歌が気になりはじめてた時だったか、岡野さんとの共著で名前を認識してたのか曖昧だけど、確か木下龍也さんの情熱大陸で知って買ったんだと思う。木下さんの短歌を好きになったきっかけの本。 「愛された〜」の一首は、私も猫を飼っていて、もう何度読んでもぐっときてしまう。
ミオReads@hanamio032025年3月14日読み終わった言葉のおみくじみたいな短歌集。見開きの右にお題…というか依頼文があり、左に納品短歌が載っている形式で、人それぞれ悩みや祈りや人生があって、縋るように気まぐれに自分だけの短歌を作ってもらう姿は弱くて滑稽で真摯で、とにかく前を向こうと挑んでいて、それがよかった。 「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」 これをTwitterで見た記憶があったので、あああの人か、とようやくそこで気づいた。 「いつからか頭の中で飼っている悩みがついにお手を覚えた」 わたしが好きなのはこの一首。モヤモヤ悩んで落ち込んでも「そっかぁ、これ、お手かぁ」という気持ちになれる。チャーミング。




ハツ@camellia_no72025年3月13日まだ読んでる『まだ読んでる』どころかずっと読んでる。思いついた時、気がむくまま適当なとこを開いて。 歌集はその時々で気になったものを手にとって「好きだな」と思ったら買うんだけど、そうしてたらいつの間にか木下龍也さんの本が集まってておもしろかったな。 この本は、依頼主の思いに寄せてつくった歌を集めたものなんだけど、特定の『個』に寄り添うと普遍性を持つ、ていう展開になるのがおもしろいなあ!って感じた一冊。誰にとっても引っかかるものがあると思って会社の図書室にも入れた。いつも誰かが借りてる。




藤間あわい@awai_moji2025年3月5日読み終わったかつて読んだ収録されている短歌はもちろん、あとがきがすごく好きだ。その人に、与えられたお題に寄り添って生まれた短歌はどれも誠実で、冬の毛布のような優しいぬくもりが宿っている気がする。

さとう@ast__3102023年5月7日読み終わったあなたのための短歌集 本屋さんで見かけるたび、 買おうかどうしようかを悩んでいた本。 先日、気分が上がらない日があって お守りみたいな言葉を読みたいなと思って やっと手に取りました。 依頼者の悩みや、こんなお題で短歌を歌ってください、 という要望の元、 木下さんのやさしい言葉の短歌が添えられている本。 自分も似たような悩みを抱えていたな、というお題がいくつかあり、まるで自分にも掛けてくれているような言葉に泣きそうになった。 ちょっとしんどいな、にこにこできないな、 という時に読んで、ホッとしたい。というような、 お守りのような一冊でした。- 5月@yacchi51900年1月1日読み終わったミニマムな表現方法なのにものすごく広い世界を見せてくれる、短歌というものが好きだ。 大切なペットという家族がいた人なら、きっと涙腺がやられてしまう一首があって、その一首のためだけでもこの本を手に入れる価値がある、と思える。



































































































