
tenku
@tenku109
2025年10月13日
一次元の挿し木
松下龍之介
読み終わった
感想
ひとつの段落が短くてストーリーがぶつぶつ途切れ、時間軸や視点がころころ変わるので、その度に集中力が途切れてしまって読むのに時間がかかった。
巻末の解説では「リズミカル」「中だるみさせない」と評価されていたので、合うか合わないかは人によるのかも。
紫陽ちゃんのことについては、冒頭の時点で「たぶんこういうことだろうな」と察しはついてたけど、そのほかのことについては見当もつかなかったので、その辺はハラハラと楽しく読めた。
悠くんが絶世の美青年で、登場するほとんどの女性から好意を抱かれるとか。
お葬式って故人の名前が必要だろうけど、その辺どうしてたの?とか。
モブの彼氏事情やら老女の姉がなんでも大袈裟に言う人やら、いらない情報多くない?とか。
細々としたところが気になって仕方なかった。
全体としてはしっかりまとまってて良かったけど、結末に「ええー…」となる。一体なんのために…。

