
いま
@mayonakayom22
2025年10月13日
読み終わった
鳥羽和久さんの書評がとてもよくて、これは読まねばと買ってきた川柳人 暮田さんの本。
これは確かに著者の回復記なのだと痛感する結び。
「川柳の言葉たちは、自分がもう生き返らないということもわかっているようだった。死んでいるのに、もう生き返らないのに、おしゃべりしている!
それはわたしには死んだ人が生き返って語りだすのと同じくらい感動的な光景だった。ヘモノ化された人のきらめき)。わたしはこの奇妙で、ねじれていて、貧しい光のために言葉を使うことに決めた。川柳はわたしの二つ目の心臓になった。もしわたしが生きてしゃべっているように見えるのだとしたら、それは川柳がしゃべっているだけなんですよ。」
覚悟ときらめきがつまっていて好きだ。

