死んでいるのに、おしゃべりしている!
33件の記録
クイスケ@kuiske07172025年11月15日読み終わったASD傾向や学生時代の失敗で人間を上手くやれないと苦しんできた暮田さんが、川柳に出会っていかに救われたかが分かるエッセイ。 「〈人間をうまくやれない〉と思わされてきた者たちへ。」とある通りの本。 上手く言えないけれど、この本は簡単に読んでしまえない重さがある。 川柳、暮田さんと出会ってくれてありがとう。

araimo@marblelululu2025年10月22日読み終わったはじめは、なんて愉快なタイトル!と思い本を手に取った。がしかし、最後まで読むと切実さを感じている。 こんな言語化できたらいいな、こんなふうに世界がみれたらいいなのオンパレードで、嫉妬すら抱いてしまった。 とくにからだの章が印象深い。 網のめを溶かしてまわす川柳アイ

いま@mayonakayom222025年10月13日読み終わった鳥羽和久さんの書評がとてもよくて、これは読まねばと買ってきた川柳人 暮田さんの本。 これは確かに著者の回復記なのだと痛感する結び。 「川柳の言葉たちは、自分がもう生き返らないということもわかっているようだった。死んでいるのに、もう生き返らないのに、おしゃべりしている! それはわたしには死んだ人が生き返って語りだすのと同じくらい感動的な光景だった。ヘモノ化された人のきらめき)。わたしはこの奇妙で、ねじれていて、貧しい光のために言葉を使うことに決めた。川柳はわたしの二つ目の心臓になった。もしわたしが生きてしゃべっているように見えるのだとしたら、それは川柳がしゃべっているだけなんですよ。」 覚悟ときらめきがつまっていて好きだ。

ふじこ@245pro2025年9月25日読み終わった〈わたしが川柳を助けたのではない。川柳がわたしを助けたのだ。〉まえがきにある文章から既に打ちのめされる。世界がこんなに自由なことばで構成されているなんて!学生の頃は落ちこぼれだったというが、彼女のような感性の持ち主があんなちっぽけな箱に収まるはずがない。たくさん傷ついて、たくさん自分を責めて、川柳に出会って、世界に光を見る。川柳の余白は私に世界を問いかけ、短い言葉の凝縮は私に世界のシンプルさを突きつける。暮田さんは川柳という無敵の宝具を手に入れた。私も早く無敵になりたい。



socotsu@shelf_soya2025年9月13日読み終わった「言葉じたいが枷で、不自由だ」ということの不問さについてふれられた箇所(p.142)を読みながら、身体感覚とことばとの間の亀裂、違和感についてふれられていた、先日読んだ本のことを思い出していた。川柳に逆襲されたい。
















































