久保みのり|書店よむにわ "「話が面白い人」は何をどう読..." 2025年10月13日

「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか
本作(講談社/小砂川チト『家庭用安心坑夫』)を読むと、シスターフッドが持てはやされる裏に「女のことは女同士でうまくやってほしい」という世間の男性の欲望があるのではないか、とも思えてくるのが怖い。(p.160) あのう……。おもしろすぎませんか、この本。どう本を読めば楽しいのかのハウツーに加えて、彼女の書評も読める。つまり、ブックガイドでもある。普段からモヤモヤと抱えている違和感が引用みたいにスパンとことばになっていて、それも気持ちいい。社会のどこに課題があるのか、興味・関心が似ていると感じるので、三宅香帆さんの本はぜんぶ読みたいな〜。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved