
福藻
@fuku-fuku
2025年2月18日

お砂糖ひとさじで
松田青子
読み終わった
@ 自宅
自分の内側に潜っていくための切実な読書ばかりをしていたから、とても久しぶりにゆるゆるな気持ちで本を読んだ。
松田青子さん、『スタッキング可能』も『英子の森』も『持続可能な魂の利用』も夢中になって読んだからほかにもいろいろ読みたいなあと思っていて、この装丁があんまり可愛いものだから初めてエッセイを読んでみた。
夢中になっているネトフリドラマとか、買ってよかった韓国コスメとか、話題がとことん令和の日常で、青子さんとお茶しながらおしゃべりしているような感じ。
現実の私は瞬発力が壊滅的にないからおしゃべりって楽しいよりもこわいものって認識なのだけど、本を読めばこうして著者と楽しくおしゃべりできるのだから、これでもいいかあと思える。
ザ・敏感肌でアトピー体質なところとか、カフェインを摂ると気持ち悪くなるところとか、体質が似ているからわかる~!ってエピソードが多くて、ページをめくるのが楽しい。
どこに行っても完売のリップモンスターを探すやつ、私もやったなあ。唇ズルズルに剥けちゃったけど。スタバのキャラメルスチーマーっていうカフェインフリーの飲みもの、私も今度頼もう。ホットミルクに生クリームとキャラメルをのせたやつ、絶対、おいしい。
電気毛布にくるまって、福子(猫)と一緒にホットカーペットに寝ころびながら読んだのだけど、この態度によく合う本だった。深刻になりがちな私にはこういう肩の力を抜くための読書も必要。
松田青子『お砂糖ひとさじで』PHP研究所

