にょろぞう "全員がサラダバーに行ってる時..." 2025年10月14日

全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割
著者の方は石橋を叩いたら壊れちゃうかもしれないので叩けないけど一歩目で崩れる可能性も……とぐるぐる考えてたら横をトラックに通り過ぎられそうな人だと思った。不幸なのかもしれないけどそれ以上に気遣いと深読みの天才。 多分私を含む世の中の大半の人はそこまで感情をのせて生きてないんだと思う。 内容は日々のちょっとした不運がそこはかとなく書きつくられていた。強いメッセージ性もなければ、小難しい学びがあるわけでもない、箸休めのお浸しのような、じんわりと染み入るような読了感だった。コラムのまとめがベースらしいので納得。 ただ、どうやら人間には他人とはいえ不幸の許容量には限界があるようなので用量を守った読書にすべきだったと思っている。
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