
たんたん
@chorao-shiho
2025年10月14日
ペッパーズ・ゴースト
伊坂幸太郎
読み終わった
やっぱり伊坂ワールド。
最初は別々の世界線と思いきや。。。交差していく物語。このつながっていく感じが、毎度のことながら好き。
ネコジゴハンターのアメショーとロシアンブルのテンポの良い会話もまたクセになる。結構、残酷なシーンもあるのだけれど、この二人の(特にアメショーの)あっけらかんとした言葉であっという間に緩和されてしまうのだ。緊迫しているはずのシーンで二人の会話を聞き、思わずクスッと笑ってしまう自分がそこにいる。
この二人の続編が見たいほど、ファンになってしまった。
ストーリー終盤では、心を抉られるようなシーンがあり、読み進めることに心が折れそうになったりもしたが、最終的には、サークルの目論見通りに事を終えたらしいことが語られていたので、少し安心した。
伏線回収も素晴らしい!全部拾っている、楽しめた本でした。
