バンブーイン・ブルー "白銀の墟 玄の月 第四巻 十..." 2025年10月21日

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記
2025年10月20日、読了。 「いいか、死んでも手綱を放すな。振り落とされた瞬間、羅睺に食われると思え」 ようやく戴国を巡る長い長い戦いが終わった。 達成感と虚無感でぽかんとしてしまった…。 物語も終盤に来たというのに、人員的にも精神的にも削がれていく墨幡たちが気の毒でしかない。 読者としては、諸悪の根源である阿選に対して「罪は重い」とは思っても、まっすぐに恨むことができない…。 だからこそ各々が驍宗と再会するシーンは素直に喜びを叫びたくなった。特に泰麒に対して「大きくなったな」という台詞の重み・深みは凄まじい。 終盤の駆け足感が生む考察の余地。 今後明かされるのか、このままなのか…。 時間を置いてから『魔性の子』から泰麒に纏わる話を読み返したいと思う。 短編集楽しみにしています。
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