
jirowcrew
@jirowcrew
2025年10月15日
ケルトの薄明
ウィリアム・バトラー・イェーツ,
井村君江
読んでる
「もし美が、生れた時にわれわれを捕らえた網から逃れる出口でないとすれば、それはもう美ではないだろう。(中略)私は議論の茂みからうまく逃れたときなど、あの「聖なる人々」はたしかにあそこに居るのだ、とひそかに思う。……いつの時代でも純真な人や、古代の叡智ある人たちは、あの「聖なる人々」に会ったり話したりしているのだ。……あの生きものたちは、私たちとはさほど遠くない所で、情熱的に生き続けているのだと思う。もしも自分の性質を、純粋にそして情熱的に保っていけるならば、私たちは死んだ後、彼等の仲間になるのだと思う。」
『魔の森』p.116