さわら
@sawara
2025年10月15日

ミーツ・ザ・ワールド (集英社文庫)
金原ひとみ
読み終わった
金原ひとみブームの人から渡されて、一気読み。焼肉擬人化漫画ってマジで何??ってなりつつ、誰にもあまり共感せず、出来事が起こっているというトーンで、ただひたすらに読みやすすぎる文章のリズムと勢いで読み切った。リズムに乗りすぎてところどころ暴走して読めてないところすらある。誰にもあまり、と書いたけど、それぞれの描写があまりに芯を食ってて、共感できなかったのはかつてその感覚を知っているという思い返しをしていたからかもしれない。主人公に共感できそうなものだけど、まぁそうだよねっていう同調をしていたのかもしれないし、他の登場人物にもそうだったかもしれない。それにしてもこれだけクセのある人たちばかりで、それでも中庸というかもはや保身のような思考が先に立つのはみんなちゃんと社会人なんだなとも思ったりした。最終的な感想をまとめると、焼肉が食べたいである。