こよなく
@coyonaku
2025年10月16日
テスカトリポカ
佐藤究
読み終わった
おもろすぎ。貪るように夢中で読んだ。
悪党の生い立ちから犯罪組織の結成、犯罪システムの構築、組織の崩壊までを描いた、超エンタメクライム小説。
弱者も善良な人も暴力も、資本主義に巻き込まれる資本主義の果てしなさが恐ろしい。
そんな資本主義すら覆うように根を張り原動力になってるのが信仰。資本主義と信仰が裏表の関係で、お互いの言い訳のように存在するけど、真の信仰に出会ったコシモはそんな負の関係から抜け出したようで心打たれる。
