ぱんだちゃん "モモ" 2025年10月16日

モモ
モモ
ミヒャエル・エンデ,
大島かおり
わたし史上もっとも長い期間積読していた本。 中学生くらいのとき、友人に借りてそのままになり実家の本棚にまだあると思う。 ずーっと心の中にあったが、後回しにしてきた。 それをようやく文庫版で自分で購入して読んだ。 児童書なのになぜこんなに絶賛され、読み継がれているのか、ようやく謎が解けた。 いま、大人になり、仕事に、家事に、育児に追われている。だからこそとっても考えさせられる時間という概念。 コスパやタイパの時代に一石投じるのはこの本だと思う。 日々生き急ぎすぎて、人生の喜びや目的をすっかり見失っている。 みんながその波に乗っているから自分も乗らざるを得ない、というのは言い訳なんだよな。 読みながら、現代の資本主義の闇を考えた。
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