
きん
@paraboots
2025年10月16日
家守綺譚
梨木香歩
読み終わった
梨木さんの書籍はこれが初めて。読めてとても良かった。
最近、本を読むことがなぜだかできなかった。
読んでも理解に至らず、文字が頭に入らずするするするすると上滑り。
これは困ったと思っていた時、本書を手に取った。間違えなく呼ばれたのだろう。
本書は、綿貫という青年が、高堂という亡くなった友のうちに留守番という名目で転がり込むところから始まる。高堂との再会をはじめ、幽玄のものとの触れ合いを通し、夢か現かわからない世界を、綿貫は理解せずとも受け入れる。
綿貫の触れ合いを通して描かれる世界がなんとも心地よかった。
ずっと傍に置いておきたい一冊となった。








