しおり "文豪たちの悪口本" 2025年10月17日

しおり
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@Kaffee5888
2025年10月17日
文豪たちの悪口本
文豪たちの悪口本
彩図社文芸部
最近は文豪の本を読書中…。 悪口の書き方がそれぞれの性格と個性が出過ぎて面白い。ネチネチとしているのか、論理的に組み立てて冷静に諭しているのか…それぞれの性格が見えて面白かった。 悪口本の中に坂口安吾の「不良少年とキリスト」が入っていたので久々に読んでみれば、大人になってからようやく心のうちに入ってくるものもあるのだな、と気づきがあったり。この人は本気で生きようとしている。本気で文学を、ペンを武器に戦おうとしているのだ、と感じ、その強さに惹かれた。 谷崎潤一郎と佐藤春夫の手紙のやり取りの直接会って話をしたらきっとやり込められてしまうだろうから手紙にする、と書いたり、真っ向から言いたいことをやり合うのが友であるが故の遠慮のなさで良かった。自分なら途中で嫌になるだろうなぁ…。文字を書くことに長けている人たちの悪口はバリエーションが広い!そして嫌味が長い!そんなことを感じた悪口本。
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