えだまめ🫛 "虚像の道化師" 2025年10月18日

虚像の道化師
虚像の道化師
東野圭吾
ガリレオ短編集! 短編といっても1つ1つにみっちりとボリュームがあって大変に良かったな…。 どの短編も好きだけど、1番好きだったのは戦力外通知を受けたプロ野球選手が出てくる「曲球る」 途中にちょっと不穏な空気が流れつつも、最後の最後に分かる真相がとても優しいもので、それを受けて明るい未来に生き抜いてく話がハッピーエンドでよかった。 湯川が最後は人の心なんだよね、って話するのも好きだな。なんだかんだで湯川は科学者でもあるけど、人の心とか文化とか、そういうの大事にするところも好きだな。 あと前の感想で書き忘れたけど、原作の内海は凛として芯があって好きだな。最初はやたらと女性だからっていうのを強調される書き方もあってうーんと思ってたけど、話を進めるごとにそういうところ無くなって好き。
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