
サカキ
@sakaki0825
2025年10月18日
タイタンの妖女
カート・ヴォネガット,
浅倉久志
読み終わった
また読みたい
読んでいる間、ずっとふわふわ浮遊しているような感覚と、皮肉たっぷりな言い回しや哲学的な問いが癖になる作品だった。
作中の戦争や宗教等、過去の実際の出来事を想起させるところが多くあって、もっとアメリカの歴史について詳しければ更に理解が深まったかなーと。
「この極度の挫折を味わった男が、哲学を書いた唯一の火星人であり、この極度に自己挫折的な女が、詩を書いた唯一の火星人であったという事実は、一考に値すると思うね」
とにかく好きな作品だったので、また期間を空けて読み直したい。あと知人に薦められた「スローターハウス5」が姉妹作とのことなので読もうと思う。


